Research Centre for Satoyama Studies (Socio-Ecological Studies)

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高桑進先生 環境大臣賞受賞記念講演会 開催レポート

2022.09.30

京都の忘れ去られた里山「京女の森」と「京女鳥部の森」での環境教育の実践


里山学研究センター客員研究員である高桑進先生(京都女子大学名誉教授)が、今年の5月に環境大臣賞を受賞されたことを祝し、9月24日(土)に記念講演会を開催いたしました。

 講演会は「京都の忘れ去られた里山 「京女の森」と「京女鳥部の森」での環境教育の実践」というタイトルでお話しいただきました。これまでの研究者人生を振り返りながら、生物多様性とは何か、里山の重要性について、環境教育に必要なことなどをお話しいただき、後半はスライドを用いて「京女の森」と「京女鳥部の森」で行われてこられた環境教育の様子がわかる写真を用いて、自然をリアルで体験・体感することの重要性についてお話しいただきました。質疑応答の時間では司会の田中滋先生(龍谷大学名誉教授 /研究フェロー)とともに、高桑先生がこれまでに学生さんたちに実践させていたユニークな実習内容についてや後進育成のために重要なことなど会場からの質問に答えていただきました。

 オンライン形式での開催であったことから、当研究センターのメンバーだけでなく京都女子大学時代の関係者の方や企業の方々など、多くの方にご参加いただきました。

高桑 進氏 (京都女子大学名誉教授/龍谷大学里山学研究センター客員研究員)

高桑 進氏 (理学博士)
京都女子大学名誉教授 / 龍谷大学里山学研究センター研究員
専門:環境教育 微生物学

経歴
1979年       名古屋大学大学院理学研究科 博士課程単位取得修了
1979年~1980年  アメリカ合衆国ミズーリ州立大学 生化学部研究員
1981年~2013年  京都女子大学家政学部及び教育学部 教員
2013年~2017年  京都女子大学、同志社女子大学、大阪大谷大学、龍谷大学 非常勤講師
2004年~現在    龍谷大学里山オープン・リサーチ・センター(現 里山学研究センター客員研究員
2022年5月          環境大臣賞 受賞

著書
・微生物の世界(1997)翻訳 培風館
・総合的な学習―演習編(2001)共著 建帛社
・京都北山 京女の森(2002)単著 ナカニシヤ出版
・保育内容 子どもと環境(2006)共著 同文書院
・里山学のまなざし(2006) 共著 昭和堂
・里山学のすすめ(2010)共著 昭和堂
・京都の森と文化(2020)共著 ナカニシ出版