研究施設(龍谷の森)
「龍谷の森」について
「龍谷の森」とは、滋賀県大津市にある龍谷大学瀬田キャンパスに隣接する里山林(水平面積38ha)のことです。 この森も30-40年前までは、地元住民が薪や柴をとるための薪炭林として利用されてきました。 しかし、この土地を龍谷大学が1994年に購入したとき、林内には薮が生い茂り倒木が道をふさぎ、人が歩くことのできない、典型的な管理放棄された里山林でした。
しかし、龍谷大学の所有を契機に、従来の伝統的利用とは異なる里山利用が始まりました。 まず、龍谷エクステンションセンターの市民を対象とした自然観察会・里山の恵みを楽しむ会などや龍谷大学の学生向けのフィールドワーク実習の舞台となりました。 さらに、「龍谷の森」里山保全の会も結成され、より実践的な里山保全活動が始まりました。
里山学研究センターでは、「龍谷の森」を里山研究の中心フィールドとして利用しながら、さらに生態系保全と環境教育および市民参加の里山活動を通じて、新たな里山利用モデルを構築し、全国に発信することをめざしています。
「龍谷の森」へのアクセス
JR「京都」駅から米原方面へ「瀬田」駅下車
帝産バスで龍谷大学瀬田キャンパスまで約8分
施設概要
エリアマップ
施設一覧
1 森林観測タワー
高さ25mのタワーが2基の設置されており、森林内での生物の活動の観察と連続的な気象観測をしています。
2 腐葉土作り
落ち葉をかき集め、発酵させることにより、保肥性のある土が作られます。腐葉土からはカブトムシの幼虫なども発見され、親子自然観察会など子どもたちを対象とした観光教育に利用されています。
3 椎茸栽培
きのこの栽培は伐採木の有効利用方法の一つです。近年、ナラ枯れの発生が「龍谷の森」でもみられており、古死木や伐倒丸太へのシイタケ菌の接種により、ナラ枯れ防除法を試みています。
資料ダウンロード
龍谷の森地図A4color2015
龍谷の森地図A4横color2015
龍谷の森地図A4縦mono2015
龍谷の森白地図
2010年度版 龍谷の森地図ルート番号付き縦モノクロ